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2004.07.16

若い牛の除外に反対します

政府の食品安全委員会の専門調査会は15日、牛海綿状脳症(BSE)対策として実施している全頭検査について、一定の月齢以下の若い牛を検査から除外しても、「人に感染して患者が発生するリスクは増えない」とする報告書案をまとめた。

BSE全頭検査「限界」 食品安全委、若い牛の除外容認  - asahi.com : 社会

現在の検査技術では,蓄積量が少ない若い牛からは,プリオンが発見できないだけかもしれません.検査技術は進歩するものですから,やめてしまうと,後で検査技術が進歩しても,その成果が利用できない事になります.やめるとどれだけ牛肉が安くなるのでしょうか?
アメリカの圧力に屈しただけのように見えます.

2004/07/20追記
Yamadaさんに間接的に紹介していただいたPDF資料です.
資料:日本におけるBSE(牛海綿状脳症)対策について今までの議論を踏まえたたたき台)[PDF]

コメント欄のリンク先に「できるだけ表紙にリンクを」とありますので,表紙をリンクしておきます
市民のための環境学ガイド 時事編 安井 至

2004/07/20 19:08 追記 
魔人ブウ*さんよりTBをを頂きましたのでこちらからもTBしました.

2004/07/20 22:53 追記 
takaを頂きましたのでこちらからもTBしました.

★関連リンク(追記)
一種の内部告発?
---労組なので,本音は雇用確保と思いますが,企業なので,利益と消費者の安全とを天秤にかけると危険部位除去が的確に行われるのかどうかは疑う余地があります.・・・・・


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コメント

TAMOさんこんにちは,TSUKAさんとこに出没するYamadaです。

私は日本の全頭検査というのは,コストに見合わないのもともかく,全頭やったからといってリスクが本当に減るのか?という部分で疑問も感じます。

中西準子先生のリスクマネジメントの考え方は参考になります。
http://homepage3.nifty.com/junko-nakanishi/zak261_265.html#zakkan263

コスト&ベネフィットも大事ではないでしょうか。
そのコストを別に使った方が多くの者を救えたりしないか?ということ。
アメリカのいいなり,というのではなく科学的な落しどころというのがあると思います。
「ゼロリスク」を求めると間違った方向に進むのでは?と危惧します。

投稿: Yamada | 2004.07.16 12:37

Yamadaさん こんにちは.
私は,現時点では,BSEの原因が100%解明できていないと思っています.そういう意味では,プリオン原因説に基づく現在の検査方法で全頭検査する事は無意味かもしれませんが,有力な犯人である以上続けた方がよいと考えます.BSEの場合発生が,場所的に均一ではなく特定の場所にかたまって発生する事が考えられますので,統計に基づくリスクマネージメントで議論するのはまだ早いと思います.

100年間の全頭検査の費用を2000億円とすれば

J. Nakanisi Home Page
この程度の金額なら全頭検査を選ぶべきだと思います.ただし100年続ける必要は全くありません.10年で統計的に議論できると思います.

投稿: TAMO | 2004.07.16 18:16

TAMOさんこんにちは。

全頭検査で本当にリスクが減るのか?
危険部位の切除とその仕事の仕方の方が重要ではないのか?
危険部位の切除だけで,最悪シナリオとして今後日本にどれくらいの患者が発生すると予想されるのか?
環境学者の意見は,疫学調査などの「統計」とは少し違うレベルだと思います。
安井先生のページが更新されていました。

http://www.yasuienv.net/BSEPublicOp.htm
http://www.yasuienv.net/BSE07172004.htm

焼却炉由来のダイオキシン騒動,環境ホルモン騒動など,「恐怖」のリスクに社会(政治)が行き過ぎた反応をするのを彼らは冷静に見ていて,そのとおりの結果になっていると思います。
膨大な予算が有効に使われたのかどうかは大いに疑問が残るところです。
BSEへの対応も「歴史が証明する」ようなところがありますね。

投稿: Yamada | 2004.07.20 09:34

Yamadaさん こんにちは.
アメリカは現在でも30ヶ月齢以下の牛は検査していません.
もし日本がその基準を採用していたら,日本での21及び23ヶ月齢のBSE感染牛は,発見されていなかったと思います.

危険部位の切除とその仕事の仕方の方が重要ではないのか?
この点は,私も同感です.間接的に教えて頂いたPDFファイル(本文にリンクを追加しました)の中に屠殺場による違いの記述があるにもかかわらず結論では安全とされている点は問題だと思います.

C先生:瀬川記者の意見は、恐らく、日本人の平均的な意見だと思われる。

BSE意見 市民のための環境学ガイド
私は,平均的な日本人のようです.

投稿: TAMO | 2004.07.20 12:06

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