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2004.08.26

表示は当てにならない

都内の倉庫業界の関係者は「この業界では消費者のことはまったく考えず、荷主の指示で商品を入れ替えるのは当たり前のように日常化している。今回もローヤルの指示で日本通運側が箱を詰め替えていたが、大手の日通でも荷主の意向は絶対で偽装を見過ごすしかない。パインだけでなく、レモンなどほかの輸入果物でも偽装は行われている」と指摘する。

輸入青果「産地偽装は日常化」「日通も断れず」と関係者 - asahi.com : 社会リンク切れ

表示が当てにならないとしたら,スーパーなどで,ブランドで食品を選ぶのは,無意味という事です. 表示に惑わされずに実際の品物の善し悪しで選ぶ以外に,防衛手段はなさそうです.

現在 日米間で牛肉の輸入再開問題が検討されていますが,このような産地偽装が行われたならば,消費者が国産を選んだはずなのに実は米国産だったという事が起こりうるという事を意味します.
今後普及すると思われるICタグを利用して産地をはっきりさせようという試みがあるようですが,牛にICタグをつける事はできても精肉業者が偽装しようと思ったら牛から肉になる段階でどうにでもなります.
それが可能というである事は雪印事件ですでに証明されています.
米国では,例のBSE牛の肉は消費されてしまったのですが,誰が食べてしまったのか後から追跡する事なんてできないわけです.
以前のBSE関連記事で引用したページの他の部分に次のように書いてあります.

アメリカの新聞には「ひき肉を食べたいときは店で買わず、肉の塊を買ってきて自宅でひき肉を作れば安全だ」と勧める記事も出ていた。(記事によると、アメリカのひき肉は最大400頭の牛の肉の寄せ集めである)

狂牛病とアメリカ

ここでアメリカの新聞と書かれているのはワシントンポストの事です.
原文を見ると

One study, she says, showed that a single pound of ground beef could be traced to 400 animals in six states.

The American Burger: How Safe Is It? (washingtonpost.com)リンク切れ

400頭の牛は6つの州にまたがっていたという研究結果です.

こんな生産状況で個体識別を行っても意味がありません.

日本の場合では,こんな事はないはずですが,ICタグのデータが正しいかどうかを確認する方法としては,
公的機関が抜き取りでDNA検査をするぐらいしか思いつきません.

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