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2007.10.08

シート状のプラズマディスプレイ

篠田プラズマが開発を進めるディスプレイは,大型でかつ薄型軽量,フレキシブルといった特徴を備える。構造は極めてシンプルだ。直径1mmのガラス・チューブ内に,放電ガスやRGBそれぞれの蛍光体などを封止した「プラズマ・チューブ」を利用する。このチューブを並べ,上下からフィルム状の電極で挟み込んだ構造である。電圧を印加すると,電極が交差する個所が放電し発光するという仕組みで,発光原理は現行のPDPと同様だ。いわば「シート状のPDP」である。(日経BP:CEATEC:いわば「シート状のPDP」、篠田プラズマが試作品を初公開 2007年10月2日 12時23分)

日経エレクトロニクスno.962のスクープとして掲載されていました.まずは公共表示用途を攻めるようです.

30年以上の研究の蓄積で開発したのが、プラズマチューブアレイ(PTA)だ。PDPと同じ発光構造を持つ直径1ミリのガラス製チューブを並べてつなぎ、樹脂フィルムの電極基板で挟む。超薄型で、チューブの本数さえ増やせばサイズも自在に拡大できる。折り曲げることも可能だ。
 大型画面のネックは重量だが、PTAは150インチでも60キロと、PDPの10分の1。「サイズによっては、ポスター感覚で壁にテープで張れるかも」と篠田さん。コスト面も改善される。大型になるほどガラス基板も巨大になるPDPや液晶と違って、製造設備や工場が小さくて済み、ほこりの影響も受けにくい。
(asahi.com:篠田プラズマ会長 篠田傳さん-マイタウン兵庫(リンク切れ)2007年09月12日 )

2007/10/28追記:

ディスプレー開発製造ベンチャーの篠田プラズマ(神戸市、篠田傳(つたえ)会長)は26日、薄くて軽いフィルム型ディスプレー試作機を公開した。プラズマ・ディスプレー・パネル(PDP)の発光原理を応用した「プラズマ・チューブ・アレイ(PTA)」を使っているため、100型を超える大型化にも対応できる。街頭広告などへの利用が期待されている。(asahi.com:厚さ1ミリ、縦横2×1メートルのプラズマディスプレー(リンク切れ))

屋外の場合排気ガスや風雨に耐える丈夫な透明カバーが必要になるのであまり大きなものになるとせっかくのフレキシブルというメリットが色あせそうに思えます.

2007/11/09追記:
日経エレクトロニクスno.964に『「チューブを並べて大画面化できる,「シート状のPDP」を開発』という詳しい記事が載りました.
その記事でわかった事は
・チューブの断面は円形ではなく1.0×0.7×0.1tの四角形の硼珪酸ガラス製
・基本モジュールサイズは1×1mで,モジュールを現場でシームレスに接合できる
・発光効率は4lm/W
です.
表示例として掲載された小さな写真ではチューブのスジが気になりました.

★関連リンク
篠田ディスプレイ(株)(リンク切れ2013年11月に倒産しました)

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