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2015.09.22

アンモニア合成の大幅な省エネ化

JST戦略的創造研究推進事業において、東京工業大学の細野 秀雄教授、原亨和教授、北野政明准教授らは、以前開発した常圧下で優れたアンモニア合成活性を持つルテニウム担持12CaO・7Al2O3エレクトライド[用語1] を触媒に用いると、強固な窒素分子の切断が容易になり、アンモニア合成で速度の最も遅い律速段階[用語2]が窒素分子の解離過程ではなく、窒素-水素結合形成過程となることを見いだしました。

アンモニア合成の大幅な省エネ化を可能にした新メカニズムを発見 | 東工大ニュース | 東京工業大学

アンモニアを作るのに,水と石炭と空気とからパンを作る方法とも言われたハーバー・ボッシュ法が開発されたのは1906年ですから,約100年ぶりの大発見だと化学が苦手の私でも思います.

[ScienceNews2015]アンモニア合成 一世紀ぶりの新発明(2015年9月18日配信)

小型プラントで作ったアンモニアで燃料電池を動かせば,水素より安全で,燃料の輸送コストを押さえた車社会ができるはずなので今後の展開に期待したいです.

2015/09/24追記:

 IGZO(イグゾー)のことですね。インジウム 原子(Indium) 、ガリウム原子(Gallium) 、亜鉛原子(Zinc) 、酸素原子(Oxygen) から構成されている酸化物半導体で、タブレットPC、スマートフォーン、最近では大型の有機ELテレビの駆動に使われ始めたようです。1996年に「アモルファス酸化物が結晶に匹敵する大きな電子移動度をもつ原理」を発表したとき、僕はどのような金属元素の酸化物が、アモルファスでも高い移動度をもつことができるかについても具体的に論文で発表しました。その中には、もちろんIn、Ga、Znも入っていました。IGZOは簡単に緻密なセラミックスができるので、大きなガラス板の上にスパッターリングという汎用な方法で薄膜をつくることができます。こういうこともあって実用に繋がるのが早かったのだと思います。

顔 東工大の研究者たち 特別編 細野秀雄(下) | 研究ストーリー | 研究 | 東京工業大学

細野 秀雄先生はIGZOの根幹をなす研究者とは知りませんでした.

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