2017.01.25

L型非定型BSEの経口伝達を世界で初めて確認

 農研機構では牛に大量のL型非定型BSEプリオン(発症牛の脳50g)を経口投与した。その結果、16頭中1頭で7年4か月の潜伏期間を経て伝達が確認された。今回の実験で発症した牛は、非定型BSEの脳内接種で認められる元気消失や頭を下げる行動、食欲減退などの特徴的な所見は明確ではなく、起立不能となった後、死亡したという。

 

今回の実験ではL型非定型BSEの経口伝達には定型BSEにくらべて大量投与と長期間の潜伏期間を要することが示されたことから、通常の飼育環境では伝達されるリスクは極めて低いと考えられる。

L型非定型BSEの経口伝達-世界で初めて確認 農研機構|ニュース|肉・卵・乳製品|JAcom 農業協同組合新聞

久しぶりにBSE関係のニュースです.

L型非定型BSEは脳内接種で伝達することは分かっていましたが,これで経口摂取でも伝達することが分かったわけです.リスクは低そうですが,今後もBSE関連ニュースに気をつけていこうと思います.

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2016.03.28

フランスでBSE発生の疑い

French officials found a suspected case of mad-cow disease in the northern Ardennes region, raising concerns that Europe’s biggest producer could lose access to export markets.

Suspected Mad-Cow Case Could Put French Beef Exports at Risk - Bloomberg Business

またBSE関連のニュースです.

まだBSEの疑いです.

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2016.03.17

非定型BSEから新規BSEが出現

農研機構 動物衛生研究所は、非定型BSEプリオンから新たなBSEプリオンが出現する現象を確認しました。マウスで4代継代した非定型BSEプリオンは、異常プリオンたん白質の生化学的性状が変化し、牛やマウスにおける潜伏期や病態が異なっていました。

非定型BSEから新規BSEが出現する現象を確認 | 農研機構

久しぶりにBSEに関するニュースです. 

非定型BSE孤発性伝達性がないBSEと思っていましたが,非定型と言えども,肉骨粉などで牛に共食いさせると新たなBSEになるかも?というわけですね.

動衛研の横山隆・企画管理部長は「非定型BSEは加齢に伴い発症する可能性が指摘されていて、発生の予防は難しい。新たなプリオンの出現を防ぐため、これまで通り肉骨粉の使用禁止を続ける必要がある」と話す。

「新型」変化のプリオン、短い期間でBSE発症 動衛研:朝日新聞デジタル

これでBSEの原因肉骨粉なる飼料を考え出して,牛に無理やり共食いさせたせいだとはっきりしたのではないでしょうか?

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2015.02.18

カナダでもBSE

カナダの食品検査局は13日までに、西部アルバータ州で牛海綿状脳症(BSE)に感染した肉牛が見つかったと発表した。この牛のいかなる部位も食用や飼料用に流通していないという。カナダでBSEの感染が報告されたのは2011年以来。

カナダでBSE感染牛 2011年以来、流通はせず - 産経ニュース

先月ノルウェーでBSEが発生したばかりですが,今度ははカナダです.

まだ厚労省HPにはこの情報はありませんでした.

農林水産省の統計によると、13年時点で日本がカナダから輸入した牛肉は1万2691トンと国別で5番目に多かった。輸入量に占める割合は2・4%、金額ベースでは1・9%となっている。

カナダでBSE感染牛 2011年以来、流通はせず - 産経ニュース

カナダ産の牛肉なんて見かけたことがありませんが,2.4%もあるのですね.

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2015.01.22

ノルウェーでBSE?

ノルウェーは21日、牛海綿状脳症(狂牛病、BSE)である「可能性の高い」症例を検出したと発表した。だが1990年代に英国で流行した変異株とは種類が異なる可能性があるため、消費者にパニックを起こさないよう呼び掛けている。

狂牛病の「可能性高い」症例、ノルウェーで検出 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News

久しぶりのBSE関連ニュースです.

気になったのは

欧州では非定型狂牛病の症例が「ますます多く」なっており、牛肉と牛乳は今まで通り安全に消費できると同局は強調している。

狂牛病の「可能性高い」症例、ノルウェーで検出 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News

この文章は「赤信号 みんなで渡れば怖くない」みたいだと思いました.多分翻訳ミスではないかと・・・.

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2014.05.01

ブラジルで非定型BSE

ブラジル国内の14州で生産される牛生肉の米国市場参入に関する交渉が両国の政府間で進行中の現在、マット・グロッソ州の牧場で飼育されていた牛のうち1頭に「狂牛病」として知られる牛海綿状脳症(BSE)の原因物質プリオンが24日に確認されたことを受け、農牧供給省の関心は米国への輸出の可能性を閉ざさない形での情報公開に向けられていると見られる。24、25日付フォーリャ、エスタード両紙(ウェブ版)が報じた。

 「プリオン」というタンパク質に感染した牛がBSEを発症した場合には脳神経が侵されるため狂牛病と呼ばれるが、通常の狂牛病は主にプリオン感染牛の脳髄などを混ぜた飼料が牛の飼育に使用されたことが原因となっていた。また7歳までの比較的若い牛が発症することでも知られている。

 しかし今回マット・グロッソ州で確認された牛は、こういった飼料ではなく牧草とミネラル塩で飼育されていた上に年齢も既に12歳だったことから、加齢に伴って老齢の牛に自然に現れる「非定型」BSEだったと考えられている。

狂牛病発生の疑い マット・グロッソ州で|サンパウロ新聞

BSE」は肉骨粉代用乳が原因と思っていましたが,「非定型BSE」は別なんですね.

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2013.10.27

BSE由来疾患に英で3万人が感染?

英国で最大3万人が、牛海綿状脳症(BSE)との関係が指摘される変異型クロイツフェルト・ヤコブ病(vCJD)に感染している疑いがあるという調査結果が、15日の医学誌BMJに発表された。

英国でこれまでにvCJDの感染が確認された患者は177人のみ。世界保健機関(WHO)によれば、英国以外の11カ国では49人の感染が報告されている。

CNN.co.jp : BSE由来疾患、英で3万人が感染の疑い 献血で拡散の恐れも - (1/2)

またBSE関連ニュースです.ちょっと煽りすぎのタイトルのような気もしますが・・・.

ブランドナー氏によると、BSEのピークは1992年、ヒトのvCJDのピークは2000年だったことから、vCJDの潜伏期間は8年と考えられていた。

しかし同氏の研究で、vCJDの原因となるプリオン蛋白は少なくとも3種類あることが判明。こうしたプリオンの感染者が、さらに長い潜伏期間を経て発症する可能性もあるとしている。

CNN.co.jp : BSE由来疾患、英で3万人が感染の疑い 献血で拡散の恐れも - (2/2)

vCJDの原因となるプリオン蛋白は少なくとも3種類あることが判明」は初耳です.「全頭検査」は終了しましたが,今後も肉は産地を確認してから買うつもりです.

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2013.09.03

久しぶりに見たBSE関連ニュース

米国地質調査所(USGS)の国立野生動物保健センター(NWHC)は、米西部などで激減している野生の羊の一種「ビッグホーン」について、牛のBSE(牛海綿状脳症)や人間のクロイツフェルト・ヤコブ病などと同様の異常プリオン(たんぱく質の一種)によって発生する病気に感染しやすいことが生息数減少の原因ではないかとの調査結果を発表した。

米国ビッグホーン激減の原因は羊やシカのプリオン疾患?| 地震予測検証 / 防災情報【ハザードラボ】

牛の全頭検査もなくなるようですが,ウシ目(偶蹄目)ウシ科ヒツジ属に属する「ビッグホーン」も「異常プリオン」が原因の病気にかかりやすいそうです.草食動物であるビッグホーンにどのような経路で異常プリオンが取り込まれるのか想像もできませんが・・・.

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2011.03.14

クロイツフェルト・ヤコブ病のバイオマーカー発見

狂牛病(BSE)の人間版とされる「クロイツフェルト・ヤコブ病(Creutzfeldt-Jakob disease)」の診断は現在、患者が亡くなってから遺体の脳組織を検査する方法しかないが、米国の科学者チームが初めてこの病気のバイオマーカー(生物指標化合物)を確認したとオンライン科学誌「PLoS ONE」に発表した。

ヒト版の狂牛病、バイオマーカーを初めて確認  国際ニュース : AFPBB News2011年03月11日 13:34 

これまで死亡した後でないと確定診断ができなかった「クロイツフェルト・ヤコブ病」のバイオマーカーが発見されたというニュースです.

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2011.01.17

プリオンが空気感染する?

 同チームの研究の一環で特製の吸入室にマウスを入れ、プリオンを含んだエアゾールを注入して観察した結果、予想外にもエアゾールの吸入が恐るべき効率で感染につながることがわかった。  インターネットで閲覧を開放している「オープンアクセス雑誌」の「PLoSパトゲン ( PLoS Pathogens ) 」への寄稿で、アグッチ教授は次のように述べている。 「わずか1分間の曝露で、実験用マウスは100%病気に感染した」    曝露時間が長くなるほど、プリオン病の症状が現れるまでの潜伏期間は短くなる。このような結果はアグッチ教授によると予想外のことであり、プリオンは空気感染しないという一般的な見方を翻した。

スイスとドイツの研究者が、BSEの病原体であるプリオンの空気感染を確認した。 - swissinfo2011-01-14 15:00

私はいまだにプリオンを正しく理解できていませんが,このアグッチ教授の実験結果である「プリオンの空気感染」は にわかには信じられません.追試結果を待ちたいと思います.

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